さて、C Sonnar T*1.5/50 ZMである(司馬遼太郎風に)
戦前にツァイスが生み出したSonnarのレンズ構成をそのままに現代技術で作ったレンズ。
こういう明らかに商業的にアレなレンズを作って、売りに出そうと思ったコシナに乾杯
その決断のおかげで、以下のような絵ができる。
大須にて、ちんどん屋さん。
撮影には、ライカM240のレンズ補正機能は使用していない。
また現像で持ち上げてもいない。ストレート現像である。
周辺光領が落ちる・・・とあるが、別にそんなことはない。ビオゴン35mmF2の方がひどい。
すまんが、状況が全く理解できない。
ボケ方はSummilux 50mm/f1.4 ASPHが勝るのはお値段からしたら当たり前である。
それでも、この古臭い写りはC Sonnar T*1.5/50 ZMの独占物であるw
いいよ!
これでいいよ、もう!アリだよ!これはアリだよ!!
うん。古臭い写りである。
大須は昔、電気街であった。
今でもそうだが・・・カジュアル系の衣料品が多くなって、こういうのは消えかけている。
曇りなんで、ほぼ開放でとれるのがありがたい。
さて、イエネコカメラである。
店主の指先に注目。
磨いているのはコンタックス用のゾナー50mmF1.5である。戦後のコンタックス用ゾナーだ。
驚くほど構造が単純であるが・・・そりゃ、当時の生産技術からすれば、こうなるしかない。高性能と手作業による生産を同時に適えるために、多くの技術者が知恵を凝らしたわけである。
まぁ、現代でもそれは変わりないのだが・・・
で、レンズをカメラに装着した状態がこちら。
ただ一言・・・使いにくいカメラであった。こりゃ、ライカに負けるはずだ。
で、下がそれを拡大したもの。
解像度はズマリットなどのライカレンズに軍配が上がる。
また、天井の照明が反射している金属部分がにじんでいる。
私はそれでもいいって人なんです。
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