基本的に撮った写真はカラーである。
何しろ、カラー撮影前提で作られたカメラとレンズと撮っているのだからモノクロにする意味は特にないと考えるからである。
せっかく色彩豊かな世界に生きているのだから、極彩色を楽しみたいと思う。
これは余談だが、私は鳥類が羨ましい。
鳥類は恐竜の時代から昼間の世界で生きてきたので、視覚が発達している。
鷹の目という表現のとおり、遠くのものまで細かく見えて、種によっては赤外線まで見えるそうだ。
恐竜の影に隠れて夜中こそこそ地面を這い回っていた哺乳類は視覚が退化しており、赤外線を見ることはできない。
夜行性の強いネズミの類は今でもモノクロの世界に生きているそうだ。
夜中に地面を這いまわるのなら、極彩色を感じる目など不要であるからだ。
余計な世話だが、それではさぞや退屈なことだろうと思う。
モノクロの目では、モナリザを見て感銘を受けることも叶うまい。
・・・それはともかくとして、
MS-OPTICAL APOQUALIA 35mmF1.4
クオリアは初代ズミルックス35mmF1.4の精神を受け継いだ新造オールドレンズである。
よって、モノクロ現像もアリかと思いなおす。
カラーだと今ひとつ発色が渋く、開放からゆるくてフワつくがモノクロだと違った味がある・・・かもしれない。
MS-OPTICAL APOQUALIA 35mmF1.4
被写体によっては、昭和っぽくていいかもしれん。
平成28年であるあらして、昭和も遠くなりにけり。
MS-OPTICAL APOQUALIA 35mmF1.4
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