M型ライカというのは趣味のカメラで、好き好んで使うものである。
だから、アレができない、コレができないとか不便な点について文句を言うのは筋違いである。
できないものはできないと、開き直って、次の被写体に向かうのが正しい姿であろう。
このヤシカの二眼レフなど、スクリーンに結ぶ像は大変暗く、近接撮影はできないし、フィルムは12枚かそこらしか撮れない代物である。
あと貼り皮の一部が裂けている。
だが、偏愛というのは恐ろしいのだ。
どんな欠点があっても、愛があれば大丈夫なのだ。
自分でも何を言っているのかよくわからなくなるが。
ところで、二眼レフカメラというのは恐ろしいもので、この大きくて美しいファインダーをLeicaより先に知ってしまってたら、いろいろヤバかった。
知らなかったから、今日があると言える。
FUJIFILM X-T1&XF35mm F2 R WR
とはいえ、だ。
香港まで飛行機で行って、一枚も中国料理を写真が撮れなかったというのはやはりどうか。
せめて、コンデジでも1機、懐に忍ばせていればよかったなぁと思わなくもない。
コンデジなどさして高いものではない。
それが1機もなくて、ただライカ一台だけというのは、禁欲的といえば禁欲的だが、偏狭のそしりは免れないものではないだろうか。
そんなことを考えていると、ボーナスがでたので、そういえば死蔵していたXT-1があったな、アレに純正レンズでもつけてみるかという話になるのである。
あと、やっけさんというツイッターで知り合った方がお薦めしていたというのもある。
土曜日の夕方のことである。
イエネコカメラで汎猫氏と落ち合うことになっていた。すると、明日から始まる展示の設営が始まっていた。
女性カメラマン同士の友情?とでもいうべきか。お互いに相手を撮った作品である。
よき展示なので、多くの人に見ていただきたいと思う。
FUJIFILM X-T1&XF35mm F2 R WR
その後、イエネコストラップを2本買い求め、M240とX-T1の二刀流で日が落ちた栄を撮りながら、黒豚屋らむちぃに向かう。
イエネコカメラの店主によると矢場とんに比肩する味わいとのこと。
確かに、甘い味噌ととんかつの組み合わせはネギ特盛り・・・というか、とんかつが見えない程度にあるわけで、胸焼けせずすっきりと食べることができた。
ところで、このネギが品薄な時期はどうなるのだろうか。
野菜なので、ストックがあるとは思えないが、夏場など、ネギがとれない時期はどうなっているのだろうか。余計な世話といえば、それまでだ。
油を落とすならたぶん、夏大根などで代用するのではないか。
俄然、興味が湧いてきたので、ネギがとれない時期に来てみようと思う。
FUJIFILM X-T1&XF35mm F2 R WR
その後、汎猫氏の案内でオサレなバーに入って、ウイスキーなどを飲んで一日が終わった。
残念なことに山崎はものすごい値上がりしていて、飲むことができなかった。
カナダの安いウイスキーなどを飲んでいる。
そういえば、私の敬愛する坂口安吾は、京都の嵐山でインチキウイスキーを飲んでクダを撒いていたそうだが、今でも嵐山にいけばインチキウイスキーが置いてあるのだろうか。
カラメルとホワイトウオッカでつくるインチキウイスキーで酔いたい気分である。
ちなみに写真に写っているカメラはLeicaⅢC型というドイツのカメラである。
だが、レンズはアメリカ製の市販されていない試作品レンズの改造品というゲテモノで、ドイツ帝国と米帝の同盟というのは珍しい。
FUJIFILM X-T1&XF35mm F2 R WR
今日はこんなところで
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