さて、鴨川である。
日が暮れると微妙な等間隔でカップルが川べりに並ぶ例の川だ。
白河法皇という平安院政の大政治家も加茂川と賽の目はどうにもならねぇと匙を投げる例の川でもある。
昔はやんちゃだったらしいが、今は割りと大人しいようです。
至って普通の川だが、オオサンショウウオなどが棲んでいるらしい。
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
大都市に流れる川の割りには綺麗。
これに比べたら堀川やら、黒川は小便壷のようなものですな。
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
北野天満宮から、バスで八坂神社に乗り付ける。
由緒来歴などは各々で検索されたし。
観光名所だけあって綺麗にしてある。これは西楼門で、重要文化財だ。
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
西楼門を潜って振り返るとこんな感じ。
ここも北京や上海のように中国語だらけである。
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
こんな小道を一本向けるとそこには何があると思いますか?
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
こういう感じのカオスです。
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
いや、ほんとに名古屋の栄錦3丁目を10倍に広げて、10倍煮詰めたような混沌である。
名古屋の歓楽街なんて、祇園に比べたら田舎のスナックみたいなものだ。
この向こうに何がありますか?
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
こういう風景が広がっているのである。
スナックに風俗店、飲み屋、いろいろあるが、流石に静まり返っている。
途方も無く上品に体裁を整えているので余計に無茶苦茶具合が強調されてカオスが増している。
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
もう滅茶苦茶である。
滅茶苦茶なのに京都的なすました体裁を整えることに腐心しているところが実に俗悪でよい。
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
ちなみに、祇園というは仏教用語で、正確には祇園精舎という。
仏陀が説法をした寺院のことだ。
八坂神社も元は祇園神社と言っていたが、明治政府が廃仏毀釈とかいうイミフな宗教弾圧政策で今の名前になりました。
いやぁ、2000年代に明治政府が無くってよかった。
バーミヤンの大仏を吹っ飛ばしたタリバン並みの蛮行である。
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
舞妓さんはいないかなーと探してみたが、撮れたのはこの程度。
平日昼間なんですよ。
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
ちなみに祇園の程近くに京都ライカ店がある。
古民家を改装した店舗で品よく纏まっている。これを見ることがこの旅の目的に一つであったりする。
何か記念に買ってかろうとかと思ったが、値札を見て断念する。
局地的に物価が高くなったようだ。
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
さて、これからどうするか・・・
あとの予定地は伏見稲荷であるが、結構距離がある。
だが、歩こう。
歩かなければ分からぬこともある。とくに写真ってのは足で稼ぐものだ。
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
さすが京都、意味が消失して奇異に写るほど古いものがあちらこちらに残っている。
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
何なのだろう?この建物?
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
入り口はこれである。
天才とか、看板に掲げていいものか。
あとで思い出して布団の中でもだえ苦しむことにならなければいいが。
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
田中呉服店。そのまんまだが、もはや笑ってしまうほどにそのまんま。
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細い路地も、そのまんま残っている。
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もやしとあるが、もちろん安くて栄養たっぷりで、焼きソバによくあう例の野菜ではない。
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
あっちこっちに古物が転がっていて楽しい。
観光資源にならないような古物までちゃんと残ってる。
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まぁ、人間って奴が一番古臭くて、ギリシャローマの時代から何も変わっていないビンテージ品なんだけどさ。
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それにしたって面白い街だ。
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今日はこんなところで
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