別にエルサレムへ行こうというわけでもない。
メッカに行きたいというわけでもない。
とある映画のロケ地を見に行くのをその筋では、聖地巡礼などと呼称するのである。
見た映画はこちら
レンズは昨日、オーバーホールから戻ってきたCANONのLマウント50mmF1.5
特許ガン無視のゾナーコピーレンズだが、どうしてなかなか優秀である。
というか、優秀すぎて全然、破たんした写りにならなくて困る。マジで優等生。
同じ特許ガン無視どころか、技術者拉致してソ連が作った同じゾナーコピーであるジュピター8が周辺光量が落ちるのに、こいつは全然、落ちないという。
どうしてこうなるのか?
世界で一番優秀なゾナーコピーレンズじゃないんだろうか。こいつは。
駅前の商店街には大量にこのポスターがある。
Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L
ヒロインが主人公に告白するが、勘違いされてしまうシーンの場所。
月は出ていない。
きれいな青空だ。
Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L
ちなみにそのシーンの場所のすぐ裏手には、大垣城がある。
そういえば、あの映画委には、大垣城は全然、出てきていないな。
いや、話の進行には何の関係もないし、別にそれでいいのだが。
Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L
大垣は古い町なので、駅前からして廃墟一歩手前の場所があちこちにあって撮りがいがある。
今回のレンズを仕入れたのは、こういう古物を撮るためなのである。
Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L
ほぼ廃墟なアパートの階段って、アートであるよな。
Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L
上からも撮ってみた。
ここでサイレンが鳴り響いて、裏世界に突入してもおかしくない場所である。
Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L
さらに階段を上って、屋上に来た。
たぶん、ここで洗濯とかしたんだろうな。ちなみに、水は出なかった。
Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L
消火器まで一々アートっぽくて困る。
Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L
窓といえば、心の窓って言葉が私は好きだが嫌いだ。
形のないものに窓もへったくれもないあるまい。
だが、言わんとすることは理解するし、尊重する。
Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L
古城・・・よりも先にお亡くなりになった喫茶古城。
Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L
埃のにおいがする。ちなみにこの奥には質屋があって、まだ営業しているのである。
並んでいるものが、2~3年前と変わっていないのだが。
Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L
ああ、空はあんなにも青いのに。
私はあの黒く汚れたコンクリート打ちっぱなしのボロアパートに心惹かれているのだ。
ほぼ駅前の立地にもかかわらず、ほぼ打ち捨てられて、碌に補修もされず、地震がきたら確実に崩壊して消えてなくなる産廃確定の居住構造物に心惹かれているのだ。
さっき見上げていた場所に来た。まだ人が住んでるっぽい。
Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L
ここは3階。ものすごい人気がないが、電気メーターがあるので人が住んでるっぽい。
Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L
屋上には出られない。
Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L
映画のワンシーンに出てくる場所。
向こう側にヒロインがいたりして、主人公の心が動く場所だが、現実は非情である。
何もありゃしない。
分かっていたさ。そんなことは。
Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L
昔、同じものをとった記憶がある。
Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L
実は、大垣には以前、一度来て撮って回ったことがある。
Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L
あの時はこんな風に撮っていた。
Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L
例の映画で、ヒロインと主人公がランデブーするポイントである。
Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L
今日はこんなところで
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