2016年11月29日火曜日

香港旅行記 Day3-1 益昌大廈


 香港に行くと決めた時、何があろうと必ずここには行こうと決めていた場所がある。
 それが、益昌大廈だった。

 香港旅行3日目は、ついに益昌大廈に至る。
 なお、益昌大廈は地下鉄の鰂魚涌站から歩いて5分ぐらいの場所にある。
 地下鉄から歩いてくると、こんなふうに見えるはずだ。

   Super Wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical III


 一応、MAPも載せておきまする。
 
 


 上空から見るとm字型見える。
 この中庭部分には自由に出入りできるので、そこから撮るのである。
 ちなみに、益昌大廈の対面にもある恵利大廈も似た雰囲気の撮影スポットである。

 なお、香港旅行3日目は、1日の全てをスーパーワイドヘリアー15mmで通しで撮っている。
 最初から最後まで、スーヘリで撮った一日であった。

 では、恵利大廈から

   Super Wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical III




 ああ、いい・・・私は、ここに立ちたかったのだ。

   Super Wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical III





 空が狭い!

   Super Wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical III



 L字型ですよ!

   Super Wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical III




 最後にモノクロ仕上げ。
 なぜ、この場所に来たのかと言えば、写真家の澤村徹氏がここで撮った写真がすごい!と思ったからである。
 ああ、私も同じものを撮ってみたい。そう、思ったのだ。
 夢が一つかなった。
 満願成就である。

 小さな夢だと思うなら、そう思うがいい。笑ってくれても構わない。
 小人は小さな夢を見る。俗人は俗な夢を見る。銘々が銘々の夢に汲々恋々しているのが世界の実相ではないか。

 ・・・しかし、今回は15mmなので、次は10mmの超々広角レンズ、ハイパーワイドヘリアを持ってきて撮ろう。
 うん、絶対そうしよう。

   Super Wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical III




 次は、いよいよ益昌大廈ですよ!

   Super Wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical III




 ああ、空が狭い!

   Super Wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical III




 すっげーーーー! こんな場所がこの世に存在するのか!

   Super Wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical III




 私は来たかった場所に来て、撮りたかった写真を撮ってる。
 幸せだ!
 これが見たかった!

   Super Wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical III



 人間の、また人生の正しい姿とは何ぞや。
 欲するところを素直に欲し、いやな物はいやだと言う、要はそれだけのことだ。
 好きなものを好きだという、好きな女を好きだと言う。
 【坂口安吾・続堕落論】

 敢えて言うけれど、私はこれが大好きだ!

   Super Wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical III



 また、モノクロ仕上げ。
 ふと思ったのだが、ライカモノクロームに、初期型のウルトラワイドヘリアーとかつけて、ここで構えたならどうだろうか。
 モノクロ専用機なら、色かぶりとか関係ないので初期型のウルトラワイドヘリアーでも一級の戦闘能力を発揮すると思うのだが?
 ねぇ?

   Super Wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical III



 ちなみに、下の商店はふつうに営業している。
 ここが営業しているので、中庭に人が入れるのだろう。

   Super Wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical III



 何を思ったのか、父が手をあげている。降参するにしてももう少し粘れと言いたい。

   Super Wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical III



 あぁ、オヤジも歳だからなぁ

   Super Wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical III



 スーヘリのような超広角だと少し角度をつけるだけでも絵が変わってくる。

   Super Wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical III



 でしょう?

   Super Wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical III




 観葉植物がおいてある。
 これを手前に配置したらどうだ?

   Super Wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical III



 この一つ一つの窓に、人々の生活があり、人生がある。

   Super Wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical III



 一体どれだけの人生が写っているのかな。

   Super Wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical III




 今日はこんなところで






2016年11月28日月曜日

香港旅行記 Day2-2 男人街、女人街


 1回更新で、1日す進むはずが、既に計画破綻して2部構成になりつつあり・・・
 いや、参ったなぁ・・・
 香港はとって楽しすぎるものが多すぎるのだ。

 さて、2日目の夜の部である。
 今回は九龍の男人街、女人街へ向かう。


   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 まず、男人街から。
 ちなみに男人街というのは通称で、実際は廟街というのが正しい。
 廟街の奥には、天后廟があって、後日、昼間ここにいくことになるのだが、夜は閉まっているので中には入ることはできない。

 多くの観光案内やるるぶで紹介されつくしているので、何があるのかとはあまり解説する気にはなれない。
 あくまで、今回は写真を撮るために来ているので、買い物とかはガン無視でいくスタイルである。


   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 男人街名物ってわけではないが、香港にはあっちこっちに路上飲食店がある。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 同じ被写体を別方向から。
 普通に路上にテーブル並べて飲み食いしている。
 ここでは食事していないのでどんなものが味のレビューとかはできぬ。


   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 男人街は・・・正直、あんまりいいところではない。
 というのは、売っているものが、殆どの店で同じなのだ。
 この類の玩具が、隣にも、その隣にも同じように並べられている。
 
 途中から、コペピか?と思うぐらいに、売っているものが同じなのだ。
 たぶん、仕入先が同じなのだろう。
 壮大すぎる手抜きというか、昼間のカオス極まる街市を見たあとだとゲンナリした。

 まぁ、それでも絵的にはアリなので、写真は撮るのだが。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 売っているものには目もくれず、ひたすらシャッターを切る。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 考えてみるとエライ迷惑で、失礼な客である。
 いや、客ですらない。
 こういうのを冷やかしというのだ。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 滅茶苦茶なネオンサイン。麻雀ハウスらしい。
 余談だが、このあたりで写真を撮るときに注意がある。
 露出の多いドレスで着飾って悩ましげな顔をして、壁際にたっている美女にカメラを向けるのは避けた方がいいということである。
 まぁ、要するに、アレだ。
 路上で春を売っている人々がけっこういる。
 警官も近くにいるが、見えないバリアーでもあるのかガン無視である。

 男人街というのは、読んで字のごとくなところなのだ。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 まぁ、それはそうとしてファインダーに写るものが全部、物珍しく見える。
 やはり、来てよかったなと思える。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 男人街も最後の方はちと寂しく、妖しい。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 さて、ここまで来たら、女人街にも歩いて行こうということになる。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 女人街は旺角にあり。
 こちらも観光案内やるるぶに山ほど記事があるので解説は省かせていただきたい。

 女性向けのアイテムが売っていることになっているが、内容はあんまし男人街と変わらない。


   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.


 
 ちと、危なそうな路地裏に目を向けつつ、南へ進む。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 心持ちファンシー?かもしれん。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.




 といっても、ここも壮大なコペピ市場でありまして、速攻で買い物は諦める。
 1~2でヘビーローテション組んで、同じ内容の店が現れてはやる気なくす。
 手抜きか?それとも狙ってやってるのか?

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 絵の美しさとは関係ないんですけどねー

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 こういうしょーもない玩具を買って帰ればよかったかな。どうかしら?

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 飽きたので帰りましょう。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.




 今日はこんなところで




 

2016年11月27日日曜日

香港旅行記 Day2-1


 香港旅行2日目でござる。
 この日が一番多くシャッターを切っていて、一日だけで1600枚ほど撮っていた。
 たぶん、興奮して乱射してしまったと思われる。
 修行が足りないなぁと

 今回は、朝から香港島へ


   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.
 


 香港は、香港島と大陸側の九龍半島の2つに別れている。
 ちなみに2階建てのトラムが走っているのは、香港島だけである。

 写真内の海の向うに見えるのが九龍半島側で、香港で一番高い環球貿易廣場である。
 高さ484mなので、名古屋駅前にあるミッドランドスクェアの2倍高いことになる。

 あと、手前でカメラを構えているのは我が父だ。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 父を写真におさめたので、自分も入れておこう。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 今日の目的地は、香港島の上環。
 所謂、ハリウッドロードである。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 ハリウッドロードの見どころの一つ、キャットウォーク
 香港の骨董市である。盗品市なんて呼ばれることにもある。
 何か如何にもな怪しい品を探しに来たのだ。


   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 毛沢東語録も売っていた。とはいえ、これをお土産に買って帰るのはどうかと思われた。
 マオイスト用の人民服とか探したのだが、売ってなかった。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.




 ハリウッドロードの見どころ、その2 文武廟
 道教のお寺である。
 日本では、全然、ウケなかった道教であるが、本場の中国ではメジャーな宗教である。
 もっとも、本場では共産党の弾圧でほぼ壊滅している。中国本土っては神様絶滅地帯ってことで有名なのである。
 香港はイギリスの植民地なので生き残った。同じパターンで道教が生き残っているのが台湾である。

 
    SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 中はこんな感じ

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 香港の観光写真には一枚は必ず載っている超巨大ぐるぐる蚊取り線香

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 ちなみに祀ってあるのは、文学の神である文神「文昌帝君」と三国志の英雄で「関羽」として知られている武神「関聖帝君」である。
 なので、文武廟という。
 菅原道真と東照大権現を同時に祀っているようなものか。
 生きている人間が神様に求めるのは日本も中国もあまり変わらないらしい。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 この辺り、坂道が多く、高低差があって面白い風景が広がっている。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 ガチな危険性を感じる繁華街の路地裏と違って、入りやすい。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 綺麗な小窓を見つけた。ああいう原色の使い方が上手い
 日本だともっと淡い色にするところを遠慮なく使ってくるが、それに様になってんの。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 同じ窓を別の角度から

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 ずっと下っていたら、さっきの骨董市に戻ってきてしまった。
 ちなみにこの骨董市が本格的に動き出すのは午後からだと思っていい。
 朝来ても、ほとんどやっていない。
 昼過ぎまで飲茶でもやってのんびりしていた方がいい。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 さて、次はどこへいくか。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 ハリウッドロードは左右にオサレな喫茶店が多し。
 ここだけ妙に白人率高かった。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 坂を登って、降りて

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 さらに降りて 

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 あ、ここらへんいい感じ

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 手前がベンツで、奥がポルシェ
 ものすごい高級車だらけ。
 でも走っている場所は、繁華街ではなく、露店が並ぶ市場なんだよなぁ

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 猫がいた。
 犬もたまに見かける。だが、鳩やカラスはほとんどいない。
 東京や名古屋は鳩やカラスの天国だが、香港はカラスは殆ど見なかった。
 
 名古屋も東京もよい街だが、鳩やカラスの多さに関しては無為無策がすぎると言わざるえない。
 ありゃ、もう害獣として駆除するしかないと思われ。
 愛鳥精神にも限度というものがある。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 中環エリアなのだが、このあたりは下町なのか、すげぇ庶民的である。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 中環名物、ヒルサイド・エスカレーター 全長800mほどあるエスカレーターである。
 香港でも金持ちは高いところに住みたがるなので、彼らの通勤のために作られたようなものである。
 一応、終点まで乗ってみた。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.


 
 足をとめて、下を眺めながら適当にシャッターを切るのも乙なものだ。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 といっても、ゴールに何かあるわけでもないし、終点周辺はほんとに高層マンション住宅街なだけで詩的でも、絵的でもない。
 よって、倍の時間をかけて歩いて元の場所に戻るのである。
 止めときゃよかった。
 トラムの写真を撮りながら、そう思った。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 私は、やっぱね、こういうところの方が好きだよ。
 どんなに汚くて、滅茶苦茶でもあっても、こういう場所の方が撮りたいって気になるよ。
 衣食住というは生活であるからさ。
 生活とは実質なのだ。
 実質が伴わないものは空虚であり、在ってもなくても構わないものだ。
 そうして、空虚なものは、その真実のものによって人を打つことは決してない。

 って、坂口安吾が昔、言っていた。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 上海蟹だと思うが、自信はない。
 ひょっとすると毛がないモヅク蟹の可能性もあるが、毛がないモヅク蟹は即ち上海蟹のことである。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.


 
 魚「ちょっと話があるんだが・・・」
 私「いや、無理です」

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 いいところだね、ここは。ウラジオストクのマーケットを思い出す。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 日本で見たことがある野菜もある。だが、大根はない。
 このあと、本気で探したのだが、大根だけは一本もなかった。
 なぜだろうね。
 中国にだって大根はあるだろうに。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 肉も魚も、いろいろダイレクトだ。

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.


 
 50mmだとちょっと狭いな

   SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 28mmにするとすっきりした。
 店内放送で何か言っているのだが、何も理解できない。
 だが、なんとなく言わんとしているのは分かる。
 昔のスーパーならどこでもやっていたアレだ。きゅうり3本80円~卵1パック120円~牛乳1パク89円~というアレだ。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 人が前にいても気にしない。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 こういう肉の売り方が生理的に駄目ですっていう人もいるかもしれん。
 グロ注意とか、警告すべきだろうかな・・・

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 さて、そろそろ夜間撮影に備えて、九龍に戻ろうか。
 このワンショットはちょっと視線を感じていたので、勇気が必要だった。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 行きは地下鉄でしたが、帰りはスターフェリーで
 地下鉄で海のしたを潜るというのも大抵だがこのフェリーもかなりな代物である。
 観光用として残しているのだが、普通に地元の人も使っている。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 今日はこんなところで