2016年10月30日日曜日

勝利の宴に行ってきた



 これだと何のことだか分からないと思われる。
 
 要するにサバゲアイテムやエアガンの即売会である。

 名古屋開催はこれが初めてということで、とある人から強烈に推薦があっていってきた。
 
 このようなものが所せましを並んでいたり、旧日本軍やナチスやらソ連やらの戦闘服を来た人々が楽しそうに語り合ったりする会である。
 何やら誤解を招きそうだが、おおむね世間の理解で間違いと言えなくもないので訂正はしない。

 全然、知らなかったのだが、小林源文先生が来ていて、とても悩んだ末に、サイン入りの黒騎士物語を買ったりした。
 小林源文先生は、とても気さくなお方で、握手までしてもらって感動もひとしおであった。
 暖かく大きな手であった。

 
   Carl Zeiss C Sonnar T* 1.5/50 ZM




 同行した・・・あるいはさせられた汎猫氏がエアガンを構える。
 ところで、この格好でアサルトライフルを構えると、PMCのオペレーターか、その筋の人か、能力者もののライトノベルに出てきそうなキャラに見えてくるのは私だけか。

 
   Carl Zeiss C Sonnar T* 1.5/50 ZM



 ドイツ軍の降下猟兵(空挺部隊のこと)が装備していたラインメタルFG42自動小銃とLeicaM9
 どちらもドイツ製である。
 
 この小銃、凝りに凝った設計と製造で失敗作扱いされているのだが、Leicaにもちと通じるところがあって、同じ国民が作ったものなんだぁと思った次第。
 

   Carl Zeiss C Sonnar T* 1.5/50 ZM



 今日はこんなところで



 

2016年10月23日日曜日

聖地巡礼の旅へ



 別にエルサレムへ行こうというわけでもない。
 メッカに行きたいというわけでもない。

 とある映画のロケ地を見に行くのをその筋では、聖地巡礼などと呼称するのである。

 見た映画はこちら

 レンズは昨日、オーバーホールから戻ってきたCANONのLマウント50mmF1.5
 特許ガン無視のゾナーコピーレンズだが、どうしてなかなか優秀である。
 というか、優秀すぎて全然、破たんした写りにならなくて困る。マジで優等生。
 同じ特許ガン無視どころか、技術者拉致してソ連が作った同じゾナーコピーであるジュピター8が周辺光量が落ちるのに、こいつは全然、落ちないという。
 どうしてこうなるのか?
 世界で一番優秀なゾナーコピーレンズじゃないんだろうか。こいつは。
 
 

 駅前の商店街には大量にこのポスターがある。

   Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L




 ヒロインが主人公に告白するが、勘違いされてしまうシーンの場所。
 月は出ていない。
 きれいな青空だ。

   Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L



 ちなみにそのシーンの場所のすぐ裏手には、大垣城がある。
 そういえば、あの映画委には、大垣城は全然、出てきていないな。
 いや、話の進行には何の関係もないし、別にそれでいいのだが。

   Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L




 大垣は古い町なので、駅前からして廃墟一歩手前の場所があちこちにあって撮りがいがある。
 今回のレンズを仕入れたのは、こういう古物を撮るためなのである。

   Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L




 ほぼ廃墟なアパートの階段って、アートであるよな。

   Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L




 上からも撮ってみた。
 ここでサイレンが鳴り響いて、裏世界に突入してもおかしくない場所である。

   Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L




 さらに階段を上って、屋上に来た。
 たぶん、ここで洗濯とかしたんだろうな。ちなみに、水は出なかった。

   Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L




 消火器まで一々アートっぽくて困る。

   Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L




 窓といえば、心の窓って言葉が私は好きだが嫌いだ。
 形のないものに窓もへったくれもないあるまい。

 だが、言わんとすることは理解するし、尊重する。

   Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L




 古城・・・よりも先にお亡くなりになった喫茶古城。

   Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L



 埃のにおいがする。ちなみにこの奥には質屋があって、まだ営業しているのである。
 並んでいるものが、2~3年前と変わっていないのだが。

   Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L



 ああ、空はあんなにも青いのに。
 私はあの黒く汚れたコンクリート打ちっぱなしのボロアパートに心惹かれているのだ。
 ほぼ駅前の立地にもかかわらず、ほぼ打ち捨てられて、碌に補修もされず、地震がきたら確実に崩壊して消えてなくなる産廃確定の居住構造物に心惹かれているのだ。

   Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L



 さっき見上げていた場所に来た。まだ人が住んでるっぽい。

   Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L



 
 ここは3階。ものすごい人気がないが、電気メーターがあるので人が住んでるっぽい。

   Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L




 屋上には出られない。

   Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L




 映画のワンシーンに出てくる場所。
 向こう側にヒロインがいたりして、主人公の心が動く場所だが、現実は非情である。
 何もありゃしない。
 分かっていたさ。そんなことは。

   Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L



 昔、同じものをとった記憶がある。

   Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L



 実は、大垣には以前、一度来て撮って回ったことがある。

   Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L



 あの時はこんな風に撮っていた。


   Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L



 例の映画で、ヒロインと主人公がランデブーするポイントである。

   Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L



 
  今日はこんなところで





2016年10月22日土曜日

Canon 50mm F1.5 Lマウント


 ヤフオクで手に入れた曇ったLマウントのオールドレンズをイエネコカメラで修理してもらった。
 このレンズはキャノンが高級機用につくった高級標準レンズで、当時の月給で数か月分とかなんとかという代物である。
 今はヤフオクで15kであるが。時代が変わってレンズも変わった。
 
 このレンズ、曇っていた原因の中玉のコーテイングをはがしてもらったので、一部ノンコートレンズと化している。
 とはいえ、もともと、ゾナー型のレンズは、ノンコートで高発色で、高解像度を狙ったレンズなので、コーティングがある方がおかしいと言えなくもない。
 
 等倍は、苦しいけれど、L判ぐらいな割と魅せる。

   Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L


 もうちょっと暗くなってから撮ってみた。
 ピント面でも、相当に解像が低下している。
 ただ、発色はそんなに低下していないので見苦しくない。後ろのボケ方はかなり苦しいが。

   Leica M240 + Canon 50mm F1.5 L


2016年10月16日日曜日

大須ラクダ行列


 とかは特に撮っていない。
 普通に花魁道中撮ってました。
 タイトル詐欺で申しわけない。謝罪もしないし、賠償もしないが、どうか気持ちだけ受け取ってほしい。
 少なくとも心意気だけはフォトグラファーなのだから。


  LEICA SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.




 町中に大道芸人がいるというのはいい気分だ。
 誰もが彼をみて笑っている。

   LEICA SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.




 暑いのか汗だくである。
 ということは、この金粉塗料は少なくとも水溶性ではないということである。

   LEICA SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 VRでマリオをやってみたいな。

   LEICA SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 本日のセルフポートレート

   LEICA SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.




 栄の方は名古屋まつりになっていた。
 大須の祭りは大須商店街の祭りで、名古屋まつりは市の祭りという住み分けになっている。
 よって、大須の景気が悪い年は大道芸人の数も少ない。
 去年とか酷かった気がする。今年はよい。

   LEICA SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 イエネコカメラに到着。
 CANONのゾナーコピー50mmF1.4を修理に出す。
 かなりひどい状態であるが、なんとかなるとのこと。ただし、コーティングがはがれるかも・・・?
 はがれたら、いっそのこと、ばりっと全部剝いでくれと頼む。中途半端はよくない。
 バルサムは切れていないので、写りはそう悪くない・・・はずである。

 写真はECMのレコードだ。
 JAZZですよ。

   LEICA SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 さて、大須に戻るか。

   LEICA SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 大須に戻ると熊が酒を飲んでいた。
 どうやって飲んでいるのかは不明だ。

   LEICA SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.



 ここだけ少し日本ではない。

   LEICA SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.




 日が落ちても祭りは続くよ。

   LEICA SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.




 夜の花魁道中である。

   LEICA SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.




 さて、帰ろうか。

   LEICA SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.




 今日はこんなところで





2016年10月10日月曜日

終末観光 レストラン五重の塔


 みよし市に世にも珍しい五重の塔があると聞いて行ってきた。
 なんでも、その五重の塔はレストランらしい。

 精進料理でも食べられるのかと思ったが、どうやらそういうことではないらしい。
 生臭料理を出してくれるそうなのだが、それなら果たして五重の塔にする意味があったのか、なかったのか。
 やはり、直接行って見るよりほかない。


 なんか、駐車場を探してうろうろしていたら、偶然発見してしまった。
 ありゃ確かに五重の塔だ。


   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 近くまでよると店の前でオーナーが車の掃除をしていた。
 もう閉店しちゃったよとのこと。
 写真とってもいいか尋ねると、いいよとのこと。
 ありたがく、なめますように撮らせてもらった。


 なお、五重の塔は、前と横だけで、後ろは普通のビルだった。
 一応、本当に五重になっているというか、普通に五階建てである。
 
   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 近いうちに解体するとのこと。外にはゴミが積み上げられていた。
 なお、築40年らしい。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 となりの小さな建物も崩壊が進んでいた。
 矢作ダムのそこに沈むはずだった古民家を移築したものらしい。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.


 これが世にも珍しい鉄筋コンクリート製五重の塔である。
 名古屋城も鉄筋コンクリートなんで、五重の塔が鉄筋コンクリではいけないということにはならんだろう。
 屋根は鉄製で、錆びてボロボロになっている。
塗装しようにも足場を組まなきゃ不可能な構造で、数百万円かかるので無理とのこと。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.


 
 土台はコンクリート製だが、築40年ということで、もはや強度は期待できぬだろう。
 解体するという話だが、地震が起きたら倒壊するよりほかあるまい。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 5階の部屋からは名古屋駅前のビル群が見えたり、御嶽山が見えたりしたらしい。
 オイルショックのころのつくって、バブルのころはとても華やかだったと言っていた。
 バブルのころは何でもありだとしても、何故に五重の塔を作ろうと思ったのか。

 分からぬ。
 とかく、人の世は不思議なことばかりである。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 閉店は悲しいし、解体も悲しい。
 せめて、ネットアーカイブの中で永遠なれ。
 さらば!

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 
 さて、取材が速攻で終わってしまったので、愛車のアクセルを思い切り踏み込んでみた。
 結果、矢作ダムにたどり着く。
 不思議なこともあるもんだ。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 ダムカードおくれと事務所に行ってみたら、休みであった。
 仕方がないので、大正村まで移動する。
 このあたり、完全なノープランである。
 思ったよりも、五重の塔があっさり見つかったのがまずかった。五重の塔で完全に歯車がズレたか。
 一年に一度くらい逆光フレアでコスモスを撮るといい感じらしい。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 これはただの郵便ポストだが、大正村の郵便ポストというだけで、急に大正ロマンな感じがしないこともない。
 しない?
 そりゃ、すまんね。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 ぶっちゃけ、大正ってほどでもないのだ。
 もちろん、大正村にも言い分ってものがあるだろうが、昭和村ぐらいにしておけば名前負けせずに済んだのに。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 昔の学校を改装して作った博物館?

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 優しい光

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 恐ろしく狭い廊下だが、昔の人はこれでよかったのか。
 
   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.




 時間が止まった気がするわけない。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 物心ついたころにはファミコンも、PC98もあった世代からすると懐かしいというよりは普通に古いものとしか言いようがない展示であった。
 いや、そういう展示だと分かってはいるのだが。
 懐かしい気分にはならんなぁ。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.




 被写体としては面白い。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.




 夏が去って、秋が来たって感じではなく、もう冬じゃね?と思いながら撮る。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.




 セルフポートレート

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 神社にお参りしてきた。
 こういう角度の階段を見ると田舎に来た気分になる。
 ここは田舎だが。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.




 今日はこんなところで