みよし市に世にも珍しい五重の塔があると聞いて行ってきた。
なんでも、その五重の塔はレストランらしい。
精進料理でも食べられるのかと思ったが、どうやらそういうことではないらしい。
生臭料理を出してくれるそうなのだが、それなら果たして五重の塔にする意味があったのか、なかったのか。
やはり、直接行って見るよりほかない。
なんか、駐車場を探してうろうろしていたら、偶然発見してしまった。
ありゃ確かに五重の塔だ。
ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.
近くまでよると店の前でオーナーが車の掃除をしていた。
もう閉店しちゃったよとのこと。
写真とってもいいか尋ねると、いいよとのこと。
ありたがく、なめますように撮らせてもらった。
なお、五重の塔は、前と横だけで、後ろは普通のビルだった。
一応、本当に五重になっているというか、普通に五階建てである。
ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.
近いうちに解体するとのこと。外にはゴミが積み上げられていた。
なお、築40年らしい。
ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.
となりの小さな建物も崩壊が進んでいた。
矢作ダムのそこに沈むはずだった古民家を移築したものらしい。
ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.
これが世にも珍しい鉄筋コンクリート製五重の塔である。
名古屋城も鉄筋コンクリートなんで、五重の塔が鉄筋コンクリではいけないということにはならんだろう。
屋根は鉄製で、錆びてボロボロになっている。
塗装しようにも足場を組まなきゃ不可能な構造で、数百万円かかるので無理とのこと。
ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.
土台はコンクリート製だが、築40年ということで、もはや強度は期待できぬだろう。
解体するという話だが、地震が起きたら倒壊するよりほかあるまい。
ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.
5階の部屋からは名古屋駅前のビル群が見えたり、御嶽山が見えたりしたらしい。
オイルショックのころのつくって、バブルのころはとても華やかだったと言っていた。
バブルのころは何でもありだとしても、何故に五重の塔を作ろうと思ったのか。
分からぬ。
とかく、人の世は不思議なことばかりである。
ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.
閉店は悲しいし、解体も悲しい。
せめて、ネットアーカイブの中で永遠なれ。
さらば!
ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.
さて、取材が速攻で終わってしまったので、愛車のアクセルを思い切り踏み込んでみた。
結果、矢作ダムにたどり着く。
不思議なこともあるもんだ。
ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.
ダムカードおくれと事務所に行ってみたら、休みであった。
仕方がないので、大正村まで移動する。
このあたり、完全なノープランである。
思ったよりも、五重の塔があっさり見つかったのがまずかった。五重の塔で完全に歯車がズレたか。
一年に一度くらい逆光フレアでコスモスを撮るといい感じらしい。
ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.
これはただの郵便ポストだが、大正村の郵便ポストというだけで、急に大正ロマンな感じがしないこともない。
しない?
そりゃ、すまんね。
ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.
ぶっちゃけ、大正ってほどでもないのだ。
もちろん、大正村にも言い分ってものがあるだろうが、昭和村ぐらいにしておけば名前負けせずに済んだのに。
ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.
昔の学校を改装して作った博物館?
ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.
優しい光
ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.
恐ろしく狭い廊下だが、昔の人はこれでよかったのか。
ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.
時間が止まった気がするわけない。
ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.
物心ついたころにはファミコンも、PC98もあった世代からすると懐かしいというよりは普通に古いものとしか言いようがない展示であった。
いや、そういう展示だと分かってはいるのだが。
懐かしい気分にはならんなぁ。
ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.
被写体としては面白い。
ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.
夏が去って、秋が来たって感じではなく、もう冬じゃね?と思いながら撮る。
ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.
セルフポートレート
ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.
神社にお参りしてきた。
こういう角度の階段を見ると田舎に来た気分になる。
ここは田舎だが。
ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.
今日はこんなところで