彦根の山奥に、それはそれはおろそしげな名前の廃村があるらしい。
その名は、男鬼町(おおりちょう)という。
いかにも、曰く因縁故事来歴がありそうだが、別に惨劇の舞台になったわけではない。
普通の廃村である。
LeicaM10P+Summilux 50mm/f1.4 ASPH.
町・・・というよりは村だが、建物が6~7棟残っている。
完全に倒壊しているのが3つあった。
LeicaM10P+Summilux 50mm/f1.4 ASPH.
倒壊していなくても、壁が吹き飛ぶとか、時間の問題っぽいのが多い。
LeicaM10P+Summilux 50mm/f1.4 ASPH.
男鬼町は、廃村になったあとで野外学習施設になっていたようだ。
しかし、それも2,000年代には終了している。
LeicaM10P+Summilux 50mm/f1.4 ASPH.
ここには林道1本しかない。
林道は落石だらけで、バイクでないと厳しいだろう。
車は、やめておいた方がいい。道幅が狭い上に路肩が崩壊している。
LeicaM10P+Summilux 50mm/f1.4 ASPH.
これはなんだろう?
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林間学校っぽい施設があった。ログハウスだ。
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あの椅子に最後に座った人はだれだろうか?
LeicaM10P+Summilux 50mm/f1.4 ASPH.
人は見ていなくとも、花は咲く。
この花、ひょっとして野草ではなく、村人が植えたものだろうか?
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この自転車が使われることは永遠にない。
LeicaM10P+Summilux 50mm/f1.4 ASPH.
建物の風化はかなり進んでいる。
また、林道も崩壊が進んでおり、バイクでも侵入は困難になりつつある。
LeicaM10P+Summilux 50mm/f1.4 ASPH.
このタイヤだって、いずれは落ち葉に埋もれてしまうだろう。
LeicaM10P+Summilux 50mm/f1.4 ASPH.
諸行無常
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これはトイレだった。
恐怖のぼっとん便所。林間学校でも使われたっぽいが、水洗や洋式に慣れた子供には恐怖だっただろう。
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屋根の藁葺きは結構、生き残っていた。
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廃村にある神社なんて、鳥肌が立つわ。
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中に入ったけどさ。
別に何もなかったよ。ただの廃村だもの。
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まさかとは思うが、ガスは残ってないよね?
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雨戸が台風か何かで吹き飛んでいて、吹きさらしになっている。
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結構、自然はキレイ。あと、動物が住み着いているっぽいので、鳴き声が聞こえる。
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もう、二度とここに人が住むことはないでしょう。
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さらば、男鬼町。名前だけは印象に残るけど、普通の廃村でした。はい。
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今日はこんなところで
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