太陽の塔をを探して、日本モンキーパークに行ってきた。
なお、今回の探索はイエネコカメラの店長と合同のものである。
だから、どーだーこーだーというものではないけれど。
さて、太陽の塔である。
太陽の塔を言えば、1970年の大阪万博で発表された岡本太郎の芸術作品だ。
おりしも当時の日本は高度経済成長を経て、イケイケどんどんとサイケデリックで、バラ色ヒューチャーな時代だ。
安土桃山時代から続く東海道はアスファルトで舗装され、コールタール色の地面からは竹の子族が生えてくる狂気の時代である。
・・・ごめんなさい。竹の子族は80年台でした。
ともかく、私は太陽の塔を見たことがない。
大阪の万博記念公園にあるそうだが、そこまでいかないと見えないのか、いや見えるのだ。
心の目を開けば・・・
ではなくて、日本モンキーパークに行けば見えるのだ。
探索チームは苦心の果てに、太陽の塔を発見した。
だが、よく見ると色が思っていたのと違う。
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
この太陽の塔、実は試作品である。
太陽の塔は名古屋の造船所で作成されたが、あまりにも複雑奇怪な構造のため、事前に試作品が作られたそうな。
本物は万博で使用されたが、試作品はいろいろあって日本モンキーパークに引き取られた。
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
太陽の塔を下から眺める。
とてつもなく分厚い鉄の板を溶接して作れてます。造船技術の応用でしょうな。
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
老朽化していたので、2011年に修復工事がなされているが、結構ぼろぼろである。
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
別の角度から・・・太陽のお顔が、凄く細い鉄骨で支えられていて、かなり恐怖を覚える。
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
7mの高さに展望台があり、結構見晴らしはいい。
真上を見るとこうなる。
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
岡本太郎のありがたいお言葉が残されているが、撮影を忘れて草が生えた。
なお、岡本太郎のお言葉は以下のとおりである。
ひろびろとした丘の上に 若い太陽が生れる
日に日に新しく生まれ変る われわれの生命の象徴
金色に輝く顔はおおらかに
バイタリティを放射する 赤 青 緑の粧いは
濃い青春の彩りである
やはり天才は言うことが違う。
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
バンプレストもこういうものは作っているのか。
ちょっと意外。
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
段々と雨が酷くなってきた。
傘があっても辛いものがある。ちなみに平日の昼間で、さらに雨が降っているが、私は何のためらいも後悔も感じていない。
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
日本モンキーパークは遊園地である。
ゴーカートもある。
しかも、全ての遊具に係員が一人ずつちゃんとついている。
以前に取材した養老ランドは格が違うと言えよう。
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
養老ランドが世間の10周遅れているとしたら、日本モンキーパークは5周くらい遅れていると言えよう。
お山のクレーンで遊んでいる場合ではない。
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
妙に豪華なメリーゴーランドがあった。
極点の華麗さには妙な悲しみがつきまとうものだ。
LEICA SUMMICRON 50mm f/2
今日はこんなところで
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