2016年8月14日日曜日

ウラジオストク旅行7


第7回 【そして、平原の駅へ】


 
 さて、前回の展望台を見て、概ね、市内の観光スポットは見終わった。
 ここからは派手に脱線しよう。

 ウラジオストクの駅から歩いて1時間弱の場所に、Lugovaya駅という場所がある。
 なぜ、徒歩の所要時間が分かるかというと、歩いて行ったんですよ。そこへ

 翌日、送迎の日本語係員にそのことを話したら、あそこまで歩いたんですか!?と驚かれる場所にある駅である。
 
 観光客は皆無、完全に地元の人間しかいない場所へカメラを片手に潜入ミッションである。

 
 なぜ、バスに乗らなかったって?
 そりゃ、ビビリだからさ。
 ちなみに、帰りは勇気を奮ってバスで帰りました。体力の限界だったので。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 気温は30度ぐらい。
 現地の人はみんなこんな格好。
 私、長袖。
 あたまおかしい。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 おばちゃんは不思議とほぼワンピースと相場が決まっているような気がする。若い子はまた別だが。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 で、ここが Lugovaya駅
 意味は、平原だそうな。
 理由はこの駅ができたとき、まわりに何もなかったからとのこと。なるほど、分かりやすい。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 ここには路面電車の駅がある。
 ソ連時代の路面電車ががったんごっとんと動いているのである。
ああ、ロシアだ。
 ここはソ連だった場所だと、静かな納得がある。
 中国人観光客が一人もいないのもいい。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 


 
 見るもの全てが味わい深い。
 ああ、これが見たかったと思える。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 鉄板を強引に折り曲げて窓をつけただけに見える路面電車だ。
 日本人なら、表面の加工もなめらかにするとか、綺麗な直線、曲面を出すような、もっと優等生的なものを作るだろう。
 これはロシア人が作ったものと素直に納得できる。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 




 それにしたって、ここから見える軍艦のマストやら、アンテナの類は、実に非日常的だ。
 バスターミナルの人々は誰も何も気にしないようだが。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 駅の線路脇では、フリマをやっていた。
 ただし、日本のフリマとはちょっと趣が違う。
 店を出しているのはおじいちゃん、おばあちゃんで、おそらく年金生活者であろう。
 
 出しているものは衣服や食器、本、工具とか、おそらく自分のものを生活に足しにするとか、そういう印象を受ける。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 


 一応、踏切はあるようだ。
 機能していないが。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 よく分からん張り紙。
 ただ、なんとなく意味は理解できそう。日本でもよくある奴だ。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 路面電車がやってきて、

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 また去っていく。
 線路に草が生える。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 この駅の裏手には、市場がある。
 観光客などしらぬ、存ぜぬという、地元の市場である。
 野菜や、肉、パン、衣服、なんでもある。


   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 キノコだってある。ロシアといえば、森のキノコだと思うだのが、どうだろうか。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 


 
 ロシア的な野菜。
 日本のスーパーのようにはいかないし、いってほしくない。
 だって、ここはロシアだから。


   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 ちなみに、この辺りの店は全てロシア式販売である。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



商品は全てガラスケースの中。おさわり禁止だ。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 買う時はあの小窓から注文して、お金を払うと欲しいものを取ってもらえる。
 一応、値札があるので、いくらかは分かるが、商品名が分からんので、私には無理だ。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 食用油と鎖で繋いでおく文化
 要するに、盗まれるということが当たり前のように起きることを想定しているのだ。
 人間性悪説の世界である。たぶん。
 普通に異民族と一緒に暮らしていれば、自然とこうなるのやもしれぬ。

 とはいえ、移民の国の米国ではこういうのを見ていないので、やはりロシア人特有のものかもしれぬ。 

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 とはいえ、ロシアにも近代化の波は来ている。
 妊婦が歩きスマホをする程度には。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 市場の中心には、ソ連時代の倉庫がある。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 倉庫だが、おそらく、ここはソ連的な食料販売所だったと思われる。
 中には、冷凍食品を売っている場所もあった。


   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 この辺りの店は、露店でないかぎり、皆、コンテナの改装した店になっている。
 これは想像だが、ソ連時代の食料販売システムが崩壊したとき、その周りにあった輸送用コンテナに、それぞれが店を構えるスタイルができたのではないか。
 この市場は、ソ連の食料販売所の周りに、自然発生したものと思える。


   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 それにしたって、日差しが強い。


   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 これも戸をしめるときっちり鍵のかかるコンテナである。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 こちらも同じ
 思えば、ここで煙草を買っておけばよかったなぁと
 たぶん、ここなら洋モクが買えたと思うから。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH.


 
 さて、そろそろ引き上げるか。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 さらば、平原の駅よ。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 今日はこんなところで







2016年8月11日木曜日

ウラジオストク旅行6



第1回 【人は山に登り、降りる】


 さてと、次はどこに行こうか。
 なお、ウラジオストク要塞博物館の前は海になっていて、気持ちのいい場所である。
 日が落ちてからきてもよかったかもしれん。
 
   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 けっこう、海水浴に来ている人がいる。
 たいていは、おばちゃんと子供であるが。
 そりゃ、平日だもんね。

 なお、市外には本格的なビーチがあり、休日は渋滞ができるほどとのこと。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 そうだ、次は展望台に行ってみよう。
 そう考えて、坂道をてくてく登って、高度を上げていく。

 ちなみに、展望台にはケーブルカーがあるのだが、私は下りはともかく登りや、行きはできるだけ徒歩でいくことにしている。
 シャッターチャンスはどこにあるかわからないしね。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 それでも、気温が30度超えて、長袖を着ている事実は重いわけで。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.


 途中でばてて足が止まる。
 なお、手前のねーちゃんは歩きスマホ中である。
 ウラジオストクでは歩きスマホやっていても、一応、大丈夫だ。
 
 リオでは自殺行為らしいが。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 近くの公園に避難してふと見上げると、なんか変わったものが。
 これがニコライ二世凱旋門

 ニコライ2世といえば、皇太子時代に大津で日本人テロリストに暗殺されそうになったり、日露戦争時の露西亜皇帝だったりと、日本に縁のある人物である。
 
 なお、最後は革命で広場に銅像のあるレーニンの命令で家族もろとも銃殺されましたとさ。
 諸行無常である。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.


 ロシア的道路横断。
 所謂、みんなで渡れば怖くない。

 だって、信号機もなければ横断歩道だってないんだもの。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 ひたすら歩いて高度をあげて、やっと展望台の下までやってきた。
 たまに、なんで俺はこんな苦労をしているのか分からなくなることがある。

 好きやっているわけだが・・・

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 展望台の下からでもこのぐらいは見える。
 軍港が一望できますな。
 ミサイル艇・・・駆逐艦、ソブレメンヌイ級が停泊しているのが見える。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 で、展望台がこれ。
 中国人の占領されている。
 どこの観光地でもこんなもんである。日本の大須観音でも、日本人より中国人の方が多い時がある。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.


 

 おそらく、「ウラジオストク 観光」とかで検索して出てくる多くのホームページやらブログやらで目にするであろう写真。
 なんの面白みもないが、一応、撮っておく。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.




 その真下に土産物屋がある。
 たぶん、ウラジオストクで一番、土産物が充実していると思われ、このようなカメラまで売っている。
 所謂、FEDライカと呼ばれる旧ソ連が、戦前にバルナックライカを無断コピーしたもの。
 ちなみに、私が最初に手に入れたフィルムカメラは、このコピーライカであった。

 お値段は8,000ルーブル~からなので、日本円で15,000円ぐらい。
 結構なお値段である。
 日本で買うのと大差がない。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 行きは徒歩だったが、帰りまで徒歩である必要はない。
 人は登ることに意義があるのであって、下りはどうでもいいので、文明の利器を使う。
 旧ソ連時代のケーブルカーである。

 真ん中で立っている赤髪のおばちゃんに、料金を払う。
 なお、観光案内によると出発前に払うことになっているが、時間が来るとベルがなって勝手に出発するらしく、私は運行中に払った。
 
   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 ポケモンGOが配信されていたかどうかはしらんが、ロシア人も普通にスマホを使う。
 そして、スマホで写真を撮る。
 歩きスマホも普通にあるし、日本とそう変わらない。
 治安が心配な人は安心してもらっていい。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 ちなみにケーブルカーはこんなの。
 古いがちゃんと整備されている。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 さて、ここからはレンズをSUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH.に変えて取っていく。
 レンズを変えるときに休憩ついでにカフェに入ったのだがそこでアイスコーヒーを注文したところ、なぜかフラッペが出てきた。
 確かに、コーヒー味ではあるが、思っていたのと違ったが、違うとロシア語で説明できない。

 なお、味は悪くなかった模様。

  SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 さて、次はどこへいくか?
 と思ってウロウロしていたら、公園の中に大砲があった。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 近くに戦車もある。
 右に大砲で、左に機関銃がついている。
 随分と欲張りな戦車である。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 どうも中世か、近世の大砲である。
 近代以前のナポレオン戦争やクリミア戦争とか、その時期の大砲っぽい。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 


 
 予期せぬ遭遇であったが、周りを見まして総合的に考察するに、ここは海軍関係の博物館らしい。
 どうも、ロシア人は船を陸にあげて喜ぶ習慣でもあるのか。
 魚雷艇が置いてある。となりには、小型潜水艇らしきものが見える。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 小型潜水艦・・・たぶん特殊部隊か何かを上陸させるためのもの。
 ひょっとすると日本海沿岸にも来ていたかもしれない。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 




 入り口には、黄金の鉄の塊で出来たアドミラル・ニコライ・クズネツォフ海軍元帥の像
 こういうものを玄関においておくセンスは日本には無いもので、ある意味新鮮である。

 そういえば、さっきの土産物屋で、プーチン大統領のブロンズ像が売っていた。
 1個3,000ルーブルなので、4,500円ぐらいだ。
 高いとみるか、安いと見るか・・・

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 中はソビエト海軍の歴史やら、装備を紹介していた。ごくごく普通の博物館である。
 こういう博物館では毎度おなじみの、ナチスのハーケンクロイツ。
 おそらく、ヨーロッパからわざわざ持ってきたのであろう。
 ソ連の輝かしい栄光の勝利の記憶を永遠に伝えたのかもしれん。

 レプリカ作る意味もないので、おそらく本物であろうが。ご苦労なことである。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 写真やらポスターやらの展示
 日本も戦中や戦後すぐのポスターにはこういうのが多い。
 世界的な潮流だったのかもしれんが、美術史は知らぬ、存ぜぬ。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 日本でいえば、彼は東郷平八郎元帥とか、それに比肩する人物である。
 とはいえ、死んだあとこういう飾られ方をするとなると有名にもなるのも考えものではないか。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 国際交流コーナーみたなものがある。
 護衛艦くらまが来たときに交換した楯らしい。

 奥のはうちわだと思うが、なぜうちわをこんなところに飾ったのかは誰が私に説明してくれ。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 


 お船の模型
 キーロフ級重原子力ミサイル巡洋艦。ほぼ戦艦並の大きさの巡洋艦である。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 


 こっちの模型は原子力潜水艦のようである。
 レーニンの旗とこの潜水艦にどんな関係があるのかは不明。

 おそらく親衛とか、特別な称号を与えられた船だと思うが・・・

 ただ一つ、分かることはこれの本物が活躍する日が来なくて良かったということである。
 地球最後の日だからねぇ。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 


 そういえば、昔、読んだ星新一のショートショートに地球最後の日の話があった。
 地球が走馬灯を見ていて、朝から古代の生物か何かの幻が空に写っていて、だんだん進化して午後には白亜紀の恐竜が出てくる。
 この恐竜の時代はおそらく長く続いたので、それ比例して夕暮れ時までずっと恐竜が出てくる。
 恐竜の幻が消えて、サーベルタイガーとか、新世代の哺乳類が出てくるのは日暮れ前で、人間の幻なんかはそれこそ一瞬しか出てこない。
 日が暮れると同時にミサイルが発射されて長い夜が来るとか、なんとか、恐ろしげな話であった。 

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 帆船時代の大砲っぽいが、本物かどうかは分からぬ。
 触った質感は、鉄というよりは陶器という感じだ。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 小一時間ぐらいはみただろうか。
 大砲で〆る。
 軍事の街なだけはある。こういうもの興味ない人にとっては退屈だろうが。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 さて、次はどこへいくか。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 とりあえず、展望台から見えていた軍港の方へ来たテスト

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 軍港といっても岸壁は整備されていて、綺麗なものだ。
 ちなみに、この場所からは軍艦は見えないようになっていて、近くで軍艦が見れるかなと思っていくと空振りを食らうので注意
 観光客もいない、地元の子連れが来る公園が在る。

 そういえば、ロシアの公園に行ってみたいと思っていたのに、公園の写真を撮るのを忘れていた。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 




 ラストはトイレで〆る
 ロシアのトイレは基本、有料である。
 デパートの中にもトイレがあるが、トイレの前におばちゃんが立っていて、お金を払わないと入れないシステムになっている。

 下の写真のようなトイレが街のあちこちにあった。
 管理のおばちゃんが写真のように暇そうに雑誌か新聞を読んでいるので、15ルーブル払って用を足す。
 無料トイレもあるらしいが見つからなかった。
 そして、おそらく見つからなかった方が良かったと思われる。
 ロシアの無料トイレは、それはそれは恐ろしいものらしいからだ。
 
 こんな仕事儲からんと思うので、おそらく公共事業の類だろう。
 何やらトイレの個室にポスターやら椅子を持ち込んで、客が来るまで快適に過ごせるように工夫しているようである。この仕事は長いのかもしれぬ。
 あのおばちゃん、ただものではない。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 今日はこんなところで