2016年8月28日日曜日

終末観光 温泉町


 今日は温泉町である。
 レジャーの多様化とか、いろいろあって温泉町は衰退しました。

 栄枯盛衰は世の常なれど、衰退したものが美しくないというわけではない。
 むしろ、改装が入らない分、いつかの姿を留めていることもある。

 なお、今回は誰かの真似をして、全編、モノクロ仕上げ


   Summarit 35mm/f2.5



 たぶん30年は同じ姿だと思う。ちなみに、本店も健在である。

   Summarit 35mm/f2.5



 マリア様が・・・・ではなく、たぬき様が見ている。

   Summarit 35mm/f2.5



 駅前なのに、空き家が目立つ。
 木枠のガラス窓とか、私は好きなんだけどな。

   Summarit 35mm/f2.5



 高速道路作ってる。
 足場の組み方が実に高級。ロシアではこうはいかない。

   Summarit 35mm/f2.5



 ほんとに、人気がない。

   Summarit 35mm/f2.5



 橋を架ける。
 たぶん、全然使わないと思うけれど。作ることに意味がある。オリンピックと同じです。

   Summarit 35mm/f2.5


 こっからは、APOQUALIA-G 35mm/1.4で。
 Summarit 35mm/f2.5と同じ35mmだけど、開放が1.4もある。
 でも、重さとサイズはほとんど同じという不思議なレンズ。
 要するに無理しまくっているので、開放はただ甘である。

   MS-OPTICS APOQUALIA-G 35mm/1.4



 割れたガラス窓から白いカーテンが揺れている。
 どうやってあそこまでいこうか。

   MS-OPTICS APOQUALIA-G 35mm/1.4



 結構、近くまできた。
 ホテル一棟だけではなく、回り全部が廃墟と化している。
 戸建ての和風旅館とホテルの複合施設だったっぽい。あるいは、和風旅館だったところに、こんなホテルを建てたのか。
 死因はたぶん、設備投資のやりすぎであろう。

   MS-OPTICS APOQUALIA-G 35mm/1.4




 この町のどこかに、時間停止ボタンでもどこかにあるのか。

   MS-OPTICS APOQUALIA-G 35mm/1.4



 ほんとうにあるかもしれないと思えてくる。

   MS-OPTICS APOQUALIA-G 35mm/1.4



 こういう町に来ると結構な割合で、こういうものを見る。
 どこにもつながっていないドア。

   MS-OPTICS APOQUALIA-G 35mm/1.4



 奥に鳥居が見えるだろうか。
 しかし、鳥居はあっても、その奥に神社はないのだ。何のための鳥居なのか。
 神社はどこにいったのか。

   MS-OPTICS APOQUALIA-G 35mm/1.4


 
 たぶん、ここも昔は温泉旅館だったと思われる。

   MS-OPTICS APOQUALIA-G 35mm/1.4



 奥にいくと立派な和風旅館の玄関口があったから。
 昔、ここに文豪か何かが来て、あそこから下を見下ろして、作品の字句でも練っていたのだろうか。

   MS-OPTICS APOQUALIA-G 35mm/1.4


 
 それも今は昔で、ただ時が過ぎゆくばかりなりけり。 

   MS-OPTICS APOQUALIA-G 35mm/1.4



 たぶん、ホテルの従業員用のアパート。すべて空室。
 さっきから、自分の足音以外、何の音も立つことがない。人口密度0じゃない?

   MS-OPTICS APOQUALIA-G 35mm/1.4



 ちなみに、建物の中には入っていない。
 チキンということなかれ、中に何がいるか分かったもんじゃない。

   MS-OPTICS APOQUALIA-G 35mm/1.4



 要するに、自然と人工物のコントラスト。

   MS-OPTICS APOQUALIA-G 35mm/1.4



 疲れたので昼食。
 もうすぐ、風鈴がいらなくなる。
 ちなみに、今日は日本ど真ん中祭りだそうな。後で知ったことだが。
 あの祭り、ただの踊りのコンテストになっていて、踊る人以外楽しめない祭りになっていないだろうか。

   MS-OPTICS APOQUALIA-G 35mm/1.4



 さて、廃墟を見て回ろう。

   MS-OPTICS APOQUALIA-G 35mm/1.4



 山と川の間にあるわずかな土地にへばりつくように人の生活があった。
 昔は。
 その残がいから人の創意工夫や苦心の名残が見える。
 少ない面積で、いかに快適な空間を作るか、温泉旅館らしい外観と機能性をなんとか両立したいという考えが読み取れる。

   MS-OPTICS APOQUALIA-G 35mm/1.4



 だが、緑に飲まれるのだ。
 森の中にこれがぽつんとあったわけで。何があったのか首をかしげる。

   MS-OPTICS APOQUALIA-G 35mm/1.4


 
 山の斜面に、緑に飲まれた旅館がある。
 
   MS-OPTICS APOQUALIA-G 35mm/1.4



 たぶん、地震が来たら即死する。

   MS-OPTICS APOQUALIA-G 35mm/1.4



 ものすごい違法建築だ。

   MS-OPTICS APOQUALIA-G 35mm/1.4



 入口はしっかり閉鎖れている。
 というか、入りたくない。
 別に霊感とかじゃなくて、割れたガラスと腐った床のブービートラップは割と致死的だ。

   MS-OPTICS APOQUALIA-G 35mm/1.4



 さて、帰ろうか。

   MS-OPTICS APOQUALIA-G 35mm/1.4





 今日はこんなところで


 

2016年8月22日月曜日

ナイトアタックモード2


 暑いので昼間、外に出たくないので、こうなる。
 ちなみに、LeicaMは決して高感度センサー装備機というわけではない。
 ISO800は常用限界で、それも等倍で見ると結構つらい。
 ISO1600はできるだけ使いたくない。

 Canonの5Dあたりなら、ISO6400が常用なので、スペックでは全然、太刀打ちできていない。

 それでも、夜半過ぎで写真が撮れるのはF2を切るズミルックス50mmF1.4のおかげである。

 日本製カメラは、ズームレンズの不利をカメラ本体の高性能で補う向きがある。
 Leicaはカメラ本体の不利をレンズで補うのである。



 ちなみに場所は明治村。
 宵の明治村イベントである。夜9時まで営業していて、日が落ちれば結構涼しい。
 
   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 島崎藤村だっけか、何かの小説の舞台になった明治時代の町医者の医院

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 私の故郷にもこういう病院はついこの間まであったそうな。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 ちなみに、和服やら浴衣を着ていけば、500円で入場できまする。
 洋服だと1,500円。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 
 さて、ここから日が落ちた後の写真である。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 さすが、犬山の山奥だ。
 日が落ちると街灯がなくて、本気で暗いのだ。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 ラムネと美人

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 ロングで撮るとこんな感じ。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 




 なんどもいうが、ラムネ

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 けっこう、人が入っている。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 花火をあげたり、ジャズコンサートやったり、工夫が凝らされている。
 明治村もずいぶんと変わったものである。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 今日はこんなところで





 

2016年8月21日日曜日

ナイトアタックモード



 暑いので昼間、外に出たくない。
 日が落ちてからカメラを片手に街に出よう。


 たぶん、もうすぐ夏も終わりっぽい。
 
   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 
 今年の夏の思い出はなんですか?

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 




 私はロシアに行ってきましたよ。
 次は香港いくぜ。香港。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 香港に焼き鳥はあるんだろうか。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 


 
 かどうかはしらんが、こういう小さな路地にはロマンが詰まっている。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 




 外国人から見たら、これはどういう風に見えるんだろうか。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 山ほど、中国人観光客がそこらを歩いているところからして、たぶん、楽ショーとか思ってんだんだろうな。
 日本の居酒屋ってめちゃくちゃユーザーフレンドリーなわけだし。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 香港にもこういう路地裏あるんだろうか。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 この目で確かめてくるよ

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 今日はこんなところで




ウラジオストク旅行8


 最終回【さらば、また来る日まで】

 もうなんか、いろいろ記憶が薄れてきてて、書くことも、いい写真もなくなったので、そろそろこの話をしめたい今日のこの頃である。

 さて、平原の駅から町の中心部まで戻るとあいにくの雨であった。
 いや、別に雨ぐらい降るだろうけどさ。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 あんまり排水はよろしくない。
 仕方がないので、撮影を切り上げて駅前のスーパーマーケット(英語でそう書いてある)で、お土産ものを買い込んで、ホテルに戻ることにした。
 いい加減、足も痛いしね。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 雨に濡れた町を撮っても良かったんだが気力がつきました。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 




 で、翌日、快晴。
 といっても、あとは空港に向かうだけなので、何もすることもなし。
 送迎の車が気を効かせて、少し遠回りしてくれたので、車の窓から写真をパシャパシャと撮るぐらい。
 なお、この橋は歩道があって、普通に渡れる。ただし、風が強いは封鎖されるとのこと。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 郊外に出ると、建設中のアパートが
 なんというか、やはり建物の建て方が日本とはずいぶんと違う。
 日本の場合、足場をガッチガチに組んでしまうのだが、ロシアはずいぶんとあっさりしたものである。
 地震がない国なら、そんなものかもしれぬ。

   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.




 土地が余ってんだよ!おらぁ!と言わんばかりである。


   ELMARIT-M F2.8/28mm ASPH.



 で、空港に到着。
 出国審査で、土産物で買ったライターが持ち込み禁止でボッシュート!
 出国審査官にからかわれたような、そうでないような、微妙な経験をしつつなんとか、出国手続きを済ませて、ロビーで待っているとなんか妙なカラーリングのヘリコプターが降りてきた。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 手前から、Mi-8、Tu-154、Il-76
 すべて、東側諸国で現在も大量に運用されている傑作機である。
 一応、日本でも成田空港に来ることがあるので、見ることはできる。
 手前のヘリも所沢航空発祥記念館に展示されている。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 




 さて、出発の時間である。


   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 さらーばー、ウラジオストク
 写真はシベリアの大地である。なんか、ガスっていて、あまりキレイではない。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 




 今回は窓際の席に座れたので、空でも撮っておこう。
 あんま、面白くないけれど。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 



 フライトは2時間ぐらい。
 千葉の大地が見えてきて、着陸まではあっという間でした。
 ただいま、日本。

   SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. 


 
 今日はこんなところで