2014年12月14日日曜日

C Sonnar T*1.5/50 ZM


 さて、C Sonnar T*1.5/50 ZMである(司馬遼太郎風に)

 戦前にツァイスが生み出したSonnarのレンズ構成をそのままに現代技術で作ったレンズ。
 こういう明らかに商業的にアレなレンズを作って、売りに出そうと思ったコシナに乾杯
 その決断のおかげで、以下のような絵ができる。

 大須にて、ちんどん屋さん。



 撮影には、ライカM240のレンズ補正機能は使用していない。
 また現像で持ち上げてもいない。ストレート現像である。
 周辺光領が落ちる・・・とあるが、別にそんなことはない。ビオゴン35mmF2の方がひどい。



 すまんが、状況が全く理解できない。



  ボケ方はSummilux 50mm/f1.4 ASPHが勝るのはお値段からしたら当たり前である。





 それでも、この古臭い写りはC Sonnar T*1.5/50 ZMの独占物であるw
 いいよ!
 これでいいよ、もう!アリだよ!これはアリだよ!!



 うん。古臭い写りである。




 大須は昔、電気街であった。
 今でもそうだが・・・カジュアル系の衣料品が多くなって、こういうのは消えかけている。




 曇りなんで、ほぼ開放でとれるのがありがたい。


 
 さて、イエネコカメラである。
 店主の指先に注目。
 磨いているのはコンタックス用のゾナー50mmF1.5である。戦後のコンタックス用ゾナーだ。
 驚くほど構造が単純であるが・・・そりゃ、当時の生産技術からすれば、こうなるしかない。高性能と手作業による生産を同時に適えるために、多くの技術者が知恵を凝らしたわけである。
 まぁ、現代でもそれは変わりないのだが・・・


 で、レンズをカメラに装着した状態がこちら。
 ただ一言・・・使いにくいカメラであった。こりゃ、ライカに負けるはずだ。


 で、下がそれを拡大したもの。
 解像度はズマリットなどのライカレンズに軍配が上がる。
 また、天井の照明が反射している金属部分がにじんでいる。



 私はそれでもいいって人なんです。


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