2015年11月18日水曜日

太陽の塔を探して


 太陽の塔をを探して、日本モンキーパークに行ってきた。
 なお、今回の探索はイエネコカメラの店長と合同のものである。
 だから、どーだーこーだーというものではないけれど。

 さて、太陽の塔である。
 太陽の塔を言えば、1970年の大阪万博で発表された岡本太郎の芸術作品だ。
 おりしも当時の日本は高度経済成長を経て、イケイケどんどんとサイケデリックで、バラ色ヒューチャーな時代だ。
 安土桃山時代から続く東海道はアスファルトで舗装され、コールタール色の地面からは竹の子族が生えてくる狂気の時代である。
 

 ・・・ごめんなさい。竹の子族は80年台でした。

 
 ともかく、私は太陽の塔を見たことがない。
 大阪の万博記念公園にあるそうだが、そこまでいかないと見えないのか、いや見えるのだ。
 心の目を開けば・・・

 ではなくて、日本モンキーパークに行けば見えるのだ。

   LEICA SUMMICRON 50mm f/2


 
 探索チームは苦心の果てに、太陽の塔を発見した。
 だが、よく見ると色が思っていたのと違う。

   LEICA SUMMICRON 50mm f/2



 この太陽の塔、実は試作品である。
 太陽の塔は名古屋の造船所で作成されたが、あまりにも複雑奇怪な構造のため、事前に試作品が作られたそうな。
 本物は万博で使用されたが、試作品はいろいろあって日本モンキーパークに引き取られた。

   LEICA SUMMICRON 50mm f/2


 太陽の塔を下から眺める。
 とてつもなく分厚い鉄の板を溶接して作れてます。造船技術の応用でしょうな。

   LEICA SUMMICRON 50mm f/2



 老朽化していたので、2011年に修復工事がなされているが、結構ぼろぼろである。

   LEICA SUMMICRON 50mm f/2



 別の角度から・・・太陽のお顔が、凄く細い鉄骨で支えられていて、かなり恐怖を覚える。

   LEICA SUMMICRON 50mm f/2



 7mの高さに展望台があり、結構見晴らしはいい。
 真上を見るとこうなる。

   LEICA SUMMICRON 50mm f/2


 岡本太郎のありがたいお言葉が残されているが、撮影を忘れて草が生えた。
 
 なお、岡本太郎のお言葉は以下のとおりである。
 
  ひろびろとした丘の上に 若い太陽が生れる
  日に日に新しく生まれ変る われわれの生命の象徴
  金色に輝く顔はおおらかに
  バイタリティを放射する 赤 青 緑の粧いは
  濃い青春の彩りである

 やはり天才は言うことが違う。

   LEICA SUMMICRON 50mm f/2



 バンプレストもこういうものは作っているのか。
 ちょっと意外。

   LEICA SUMMICRON 50mm f/2


 
 段々と雨が酷くなってきた。
 傘があっても辛いものがある。ちなみに平日の昼間で、さらに雨が降っているが、私は何のためらいも後悔も感じていない。

   LEICA SUMMICRON 50mm f/2


 日本モンキーパークは遊園地である。
 ゴーカートもある。
 しかも、全ての遊具に係員が一人ずつちゃんとついている。
 以前に取材した養老ランドは格が違うと言えよう。

   LEICA SUMMICRON 50mm f/2



 養老ランドが世間の10周遅れているとしたら、日本モンキーパークは5周くらい遅れていると言えよう。
 お山のクレーンで遊んでいる場合ではない。

   LEICA SUMMICRON 50mm f/2


 妙に豪華なメリーゴーランドがあった。
 極点の華麗さには妙な悲しみがつきまとうものだ。

   LEICA SUMMICRON 50mm f/2

 
 今日はこんなところで




 





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